SDGs特集
見て、作って、学ぶ。ダンボールアート×SDGs

※2021年3月時点の情報です。身近な存在
「ダンボール」で考える、
私たちのSDGs
【REPORT】
ダンボールアート展、
ワークショップを開催しました!

ランドマークプラザでは3月22日(月)~4月4日(日)の間、『身近な存在「ダンボール」で考える 私たちのSDGs!見て、作って、学ぶ。ダンボールアート』と題してSDGsを考えるイベントを開催しました。

●ダンボールアート展(3/22~4/4) ●ダンボールアートワークショップ(3/27、4/3)

私たちの身近な存在である
「ダンボール」でSDGsを考える。

私たちが日頃から使用している「ダンボール」はごみとして廃棄されてしまうことが多い素材ですが、実はCO2排出量が少なく、リサイクルや持続可能性の観点でとても優れた特徴を持っています。

イベントでは、そんなダンボールをアート作品へと新たに再生するダンボールアーティストの作品展示「ダンボールアート展」や、廃材となったダンボールを使ってアーティストと一緒に自分だけのオリジナルダンボールアートづくりが体験できるワークショップを開催し、多くの方にお楽しみいただきました。

参加いただいた
ダンボールアーティスト

  • 島津 冬樹 (1,2)

    1987年生まれ。多摩美術大学卒業後、広告代理店を経てアーティストへ。2009年の大学生在学中、家にあったダンボールで間に合わせの財布を作ったのがきっかけで段ボール財布を作り始める。2018年自身を追ったドキュメンタリー映画『旅するダンボール』(監督:岡島龍介/配給:ピクチャーズ・デプト)が公開。著書として「段ボールはたからもの 偶然のアップサイクル」(柏書房)「段ボール財布の作り方」(ブティック社)がある。

  • 玉田 多紀 (3)

    1983年兵庫県生まれ。2007年多摩美術大学造形表現学部造形学科卒業。完全な再生技術で生み出される現代を象徴する素材・ダンボールを使い「新たな再生」というコンセプトで魂を吹き込むように生き物を制作している。国内外の展覧会、TVメディアやワークショップでも精力的に活動。ダンボール然として使うのではなく、パルプにまで還元するような素材の強度と柔軟性を生かした独自の技法を美術教育の現場でも広めている。

  • オダカ マサキ (4~6)

    1976年埼玉県生まれ。会社員、非常勤講師をしながら、2017年から作家活動を始める。幻獣や身近な生き物をモチーフに創作、ダンボールの限界を超える造形を追求。シンプルな構成で綺麗な曲面やディティールを作ること、正確さより魂を込めることを心掛けている。

  • いわい ともひさ (7,8)

    10年間勤務したIT系の会社を2014年12月末付けで退職。2015年からは独立し、ダンボールアーティストとして様々な作品を制作。2019年には、きゃりーぱみゅぱみゅさんのMV用にダンボールで衣装を制作。その他、鯖江うるしアワード2015にてプロダクト部門最優秀賞受賞など。

  • うぷあざ棟梁 (9,10)

    3歳頃からダンボール工作に目覚める。20歳に「うぷあざ棟梁」名義で、ニコニコ動画で自身の作品を初投稿。「うぷあざ」とは沖縄の方言で「長男」を指す。投稿第3作目となる「松本城」では、10万再生を超え(俗に「殿堂入り」という)、地域情報配信サービス「松本経済新聞」でも取り上げられた。2019年には「BEA(フランス航空事故調査局)」の本拠地を制作したところ、当局に認定され寄贈。2019年度の年次報告書でも作品が掲載されている。【書籍】7日間でできる世界一美しいダンボールクラフト(KADOKAWA)

  • 大野 萌菜美 (11~13)

    1991年、和歌山県生まれ。大阪芸術大学、キャラクター造形学科卒業。在学中よりダンボールで物を作り始め、絵画教室の講師も務める。2012年、「NPO法人南大阪南大阪地域大学コンソーシアム」主催の「南大阪の歩き方発表会」にて優秀賞受賞。2013年、「大阪芸術大学展示プロジェクト京2013」にてキャラクター造形学科などを受賞。数々の雑誌掲載やイベントに出演。同年、夏には台湾の「小琉球正好友生態環保旅店」に作品を出展し海外進出も果たす。【書籍】ダンボールで作る おもしろ自動販売機

  • だんぼ (14~16)

    100%ダンボールと接着剤、ボンドだけで作り上げるダンボール作家。爪楊枝や割り箸等を使用せず、ペンや設計図、定規も使用しないフリーハンドでダンボールを操る技巧派。ポーズを変えられるモビルスーツなど可動やギミックのある作品を得意とする。普段は二児の父でもある。福岡県在住。

アーティストと一緒にダンボールアートに挑戦!ワークショップ

3/27に開催された『ダンボールを使って、世界にひとつのお面を作ろう!』の様子をご紹介します。廃棄されるダンボールを使って、自分だけのアート作品作りに挑戦していただきました。

アーティスト:渡辺 元佳
1981年北海道伊達市出身、2006年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。主に動物をモチーフにした彫刻作品を発表。近年では、銀座四丁目宝童稲荷参道(2016)パークシティ大崎(2015)、矢口南児童公園(2009)をはじめとしたパブリックスペースへの作品設置や、展覧会、ワークショップなども多数開催。「Tokyo Midtown Award 2013」優秀賞(東京ミッドタウン/2013)、「GEISAI#10」スカウト賞(2006)、「第7 回エネルギー賞展」最優秀賞(東京電力TEPCO 銀座館/2007)、受賞。
  • 渡辺先生の自己紹介と、簡単な作り方の説明から、ダンボールアート スペシャルワークショップ「ダンボールを使ってお面を作ろう」がスタート。

  • ベースとなるダンボールを、クマ・シカの2種類からセレクト。それぞれ切り込みに沿ってパーツを外し、お面を組み立てていきます。

  • 先生が作ったお面を見本として展示。細かい作り方は教えず、見本を見ることにより子どもたちのイメージを膨らませ、思い思いのお面作りをサポート。

  • ワークショップは大盛況。製作時間は約1.5hですが、子どもたちはずっと集中して、製作に没頭していました。

  • 細かい指示はせず、子どもたちからの質問に答えたり、器具の使い方などを優しくアドバイスする渡辺先生。

  • お面のベースができたら、色とりどりのカッティングシートや、ランドマークプラザ内店舗で使われていたダンボールを切り抜いた装飾パーツなどを貼り付けていきます。

  • じっくり時間をかけて、装飾されたお面が完成!(お面に紐を付けて、実際にかぶれるように仕上げます。)

  • 出来上がったお面をかぶって、参加者全員で記念撮影。完成したお面ひとつひとつに個性が光ります。

  • 蛍光のカッティングシートを付けたお面は、照明を消すとこんな風に光ります。そんな遊び心溢れる演出に子どもたちも大喜び。

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